投稿日:2005-04-30 Sat

上手くいえないけれど
ものすごく内容が痛い小説を読んだ。
読み終わってやりきれない気分。
毎日同じ屋根の下で暮らしている夫や子どもが、本当は何を思い何を我慢していてストレスをためているのかということが、実は私には良く分からない。
・・・・ということに気づかせてくれる小説だ。
家庭が崩壊してしまう主人公の、崩壊のきっかけと原因のサインを見逃して過ごしてきてしまう様子が、まるで今の私と同じなのではか・・・とわけもなく不安になる。
この小説を読む前までは、我が家は小さな不満はあるものの、みんな仲良く満足した家庭を営んでいる、と微塵も疑っていなかった。
万事そこそこうまく行っているつもりなんだけれど、どこでその「つもり」が徐々に食い違っていくのか心配でたまらない。
とくに中学受験を目指す子どもを持つとかっていう設定もとてもよく似ていて、実生活に重なる部分が多すぎる。
最後の数十ページは涙、涙、涙&鼻水で久しぶりに本を読んで号泣。
親の気持ち子知らず、子の気持ち親知らず。
親子といえど、愛情のベクトルが違うと不幸を招くってことね。
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投稿日:2005-04-27 Wed
今日、CPA(チーズプロフェショナル協会)のセミナーをしてきた。今夜の演目は「AOCチーズを食べよう!VOL.6」。このセミナーはシリーズになっていて今日は6回目だった。
フランスには現在42種類のAOCチーズがあるのだが(もうすぐ43種類に増えるらしい)、この大半のチーズは日本に常時輸入されている。ものによっては生産量が少なかったり、造る時期が決まっていたりしてなかなか手に入りにくいものもある。
日本で手に入るAOCのチーズをできるだけ食べてもらい、知ってもらうために、いろんなチーズ屋さんからチーズを取り寄せていた。
1回目から今日までで1年強かかった。でも幸運なことに一度も欠品がなく、1年かけて42種類全部たべることができたのだ!毎回テーマにした地域のAOCチーズを漏れなく食べることができたのだ。
我ながら、これって結構すごいことだと思う。
極東のこの日本で遠いフランスの選びに選んだチーズを食べることができるということが。
そんなに日本のチーズ市場は大きいのだろうか?
その答えは 「否」。
決してチーズの消費量は多いわけではないが、一部のマニア達の熱い要望で、本土でも手に入りにくいチーズがチーズ輸入業社の努力もあり入ってきている。
欧米諸国に比べるとちょっと変わった市場だと思う。
でも、そんな中でも徐々にチーズは日本の食文化に浸透して行き、ファンが増えることだろう。
ま、そんなことより、42種類を制覇したという充実感が今日は大きい。
セミナー後のビールがいつもより美味しかった!!!
投稿日:2005-04-26 Tue
JR沿線に住んでいるのでSuicaを使っている。本当に便利で ”よくぞこういう発明をしてくれたものだ”と重宝している。しかし週に何度か行く渋谷にはSuicaとは別に回数券を買って使っている。交通費も馬鹿にならないので10回分の運賃で11回分乗れる回数券は主婦の味方。我ながらせこいなぁと思いつつ・・・。
もちろん東京メトロの160円区間の回数券も常備している。
出先で予想外の出費をして財布が淋しくなっても、何とか帰り着く手段は回数券のお陰であるという感じだ。
先日、原宿に用事があり回数券を使った。
最寄駅から渋谷までの運賃はその手前の恵比寿もその先の原宿も同じ料金。恵比寿に行く時にもこの回数券は使えるので、当然原宿も大丈夫だと思っていた。
なのに渋谷より先へは使えなかった・・・・。が~ん。
超過料金を取られたわけだが、それが渋谷から原宿の1区間分130円。最寄駅からの料金は一緒なのに、130円も上乗せしないといけないなんてなんだか腑に落ちない。
実は最寄駅から東京、上野へも渋谷までと同じ料金なのだ。回数券が使いまわせたらすごく助かるのに。
東京メトロのように同一金額区間の回数券、例えば「200円区間券」のように金額で区切ってくれると良いのに。
投稿日:2005-04-25 Mon

1000万アクセスのプレゼントワインと同じものを自腹で購入。というより、月に一度、自宅で開いているチーズとワインの会のために購入。
この会では毎月私の思いつきのテーマでチーズとワインを準備して楽しく食べよう、という会なのだ。本当は勉強したいという熱心な方々が自宅まで通ってきてくれていたのだが、だんだん皆さんの趣味も高じて、とにかく美味しいワインとチーズを食べたい、それだけが目的の会のようになってきた。
毎回、どんなワインとチーズを用意しようかなぁ・・・と考えるのはとても楽しい。外で開催する講座では会場費やその他の経費がかかってしまって参加費を純粋にワインやチーズに使うことができない。同じ会費でもより面白いアイティムが揃えられるのが利点。
「フラテッリ・レヴェッロ」のバローロは、今をときめく(?)「バローロ・ボーイズ」の一人のワイン。
ピエモンテのワインは大好きだけれどあまり事情には詳しくないため、「バローロ・ボーイズ」と聞いてもピンとこなかったが、飲んで納得。
香りのボリューム、複雑さ、艶かしさもさることながら、時間を置くに連れ厚みが増し、バランスが整い、圧倒的なふくらみを持つ味わいを体験できた。
ワインショップで自分で選ぶバローロではこの味わいは今まで体験できなかっただけに、「ワインの王様」と言われる所以のようなものをようやく垣間見れた気がする。
ちなみに今回食べたチーズは
・モーロ・ディ・モンドヴィ
・トゥモン・デッタルタ・ヴァッレ・ベルポ
・トミーノ・モンテ・ローザ
・トーマ・デル・トリフラウ
と、どれもピエモンテの珍しいチーズばかり。
トーマ・デル・トリフラウはトリュフ入りのチーズなので王様ワインと相性がいいかなぁ・・・と思いきや、ちょっとチーズの生臭みが出てしまった感じで、別々のほうがそれぞれの美味しさをフルに堪能できた。
このワインを再び飲む機会があれば今度は夜にゆっくりと楽しみたい。
投稿日:2005-04-22 Fri
「なにこれ?」って叫びたくなるほどの迷惑メール。6日間で1200通。1日平均200通。ここ数ヶ月で加速度を増して増えているような感じ。
ずいぶん前から英語や中国語の迷惑メールが多く入ってはいたが、最近は日本語の出合い系サイトやいかがわしそうなサイト、そして融資斡旋のメールなど胡散臭いのが激増。
今までは取りあえず日本語以外のタイトルのものはどんどん削除していったのだが、日本語のタイトルや差出人が和名の場合は思わずメールを開いてしまうことも。すごい時間のロス。
サイトにメールアドレスを公開してあるのでそこからどんどん送られてくるのだろうか。
とにかく毎回メールチェックをする度に削除するものしないものと仕分けをするので面倒だ。
しかもがさつな性格ゆえ、たまにちゃんとしたメールまで誤って捨ててしまうことがある。
このままどんどん増えつづけたら迷惑メールから本当のメールを発掘するのが大変そう。
メールアドレスを変えたいけれど、変更したらしたでいろんな作業が増えそうなので二の足を踏んでしまう・・・。
それもそうだが、青少年や児童でメールアドレスを持っているところにはこのような内容の迷惑メールが無差別で行っているのだろうか?
こういうえげつない内容のメールやサイト紹介が湯水のごとく情報として青少年に流れているというのは、子を持つ親としては気が気でない。
当分響子にはメールアドレスを持たせたくないなぁ。
投稿日:2005-04-20 Wed
渋谷東急本店前にあるヴィロンでランチをした。明日のトリトンカルチャースタジオであるチーズ講座のパンを購入するという目的で行ったのだが、あそこのブラッセリ―は結構気にいっているのでお昼もついでに食べた。
ランチは1890円のものが最低料金。それだとメイン一皿にコーヒーがつくだけなので、メニューを見る限りでは「ちょっと少なくないかな?」と心配をしてしまうが、実際に頼んでみるとその一皿の量がかなりあるため、十分お腹がいっぱいになる。
今日私が頼んだのはお肉のお皿で(魚の皿もある)、子羊を煮込んだものにたっぷり野菜がそえてあり、クスクスも山のように盛られていた。(←料理名は忘れた)
味もわりと濃い目なのでどっしりガッツリの食べ応え。
そして嬉しいことにはヴィロンの「レトロドール」というバゲットが食べ放題!
この「レトロドール」はフランスの製粉メーカーがトラディショナルなバゲット用に開発した小麦粉で作ったバゲットで、今まで私が食べてきたフランスパン(バゲット)とは一味もふた味も違う食感と風味がある。
外皮はパリッとしているが中が白色ではなくてちょっとグレーがかったアイボリーで気泡が大きくモチっとしている。もともとモチッとした食感が好きなので(チーズもルブロションなどモチモチ系大好き)、このパンを初めて食べた時からすっかりファンになっている。味も小麦の香りがあり噛むほどにじわっと美味しい。
食べ放題なので遠慮なくおかわりを何度もしたので、一人で1本分は食べたと思う。
残念なことに午後から予定があったのでワインを頼まなかった。ワインがあれば3倍以上楽しめたに違いない!
あんなにパンをたくさん食べたが、朝食用に下のブーランジェリーで「レトロドール」を更に1本購入。
1日たってしまうと味は落ちるだろうが、絶対に家では焼けないパンだから美味しく食べられるだろう。
投稿日:2005-04-19 Tue
愛犬「トイ」は最近ちょっとおかしい。それは散歩前。
1日のうちで寝ること、食べること、散歩に行くことしか予定がないために、朝起きてから「いったい今日はいつ散歩に連れて行ってくれるのだろうか・・」とこちらの行動を細心の注意を払って見守っている。私が口紅を化粧ポーチから取り出し、クローゼットに上着を取りに行こうとする頃から、ものすごいジャンプで喜びを表現する。
可愛いのだが焦らしてやりたくなるのは人情というもの。
しかし最近、焦らしている途中でじゃぁ~っ と、ものすごく大量におもらしをしてしまう。自分でも「しまった」と思って途中で止めたいようなのだが、栓が壊れてしまったようにとめどなく漏らしてしまう。後からひどく叱られることが予想できるようで、漏らしながらも「ごめん。僕が悪かった。許して。」というような媚びる目で私を見つめる。
(もちろん大変叱られてしまうのだが)
その他、私が外出から帰宅するといつものようにすごく喜んでスリスリと身体を寄せ付けてくる。「よしよし」とこっちも応えてやると、じゃぁ~っ と、またまたお漏らし。
トイレトレーニングは既に完璧に終了しているし、犬の2歳半といえば人間で言えば20歳代。そんなに簡単に粗相をするようなお年頃とは思えない。どうしたんだろう?病気かなぁ、と心配をしていたが、ひょっとしてという思い当たることがひとつ。
それは「春」という季節。
犬の恋の季節はいつかは私は知らないが、ここ最近トイの行動を見ているとそんな感じ。
人肌程度の棒状のものがあると抱きついてヘコヘコし始めるのだ。
きっと本能がぐぐぐっと頭をもたげて、理性が鈍っているんじゃないだろうか?(素人考えなので、ムツさんにでも聞いてみてよ!>ダンナ)
投稿日:2005-04-18 Mon
娘の保護者会に行ってきた。クラス替えがあり担任も変わり、いつもに無くドキドキしながらクラスに向かった。
というのも、娘曰く「今度の先生はとても厳しくて怖いから良く見てきてね。」(←どう見てくるのか少し疑問)と先週から熱く期待されていたから。
なるほど、娘が言う「厳しくて怖い」というのはわかるような気がする。
今までの担任の先生とはルール違反のとり方が違うのだ。
人間誰でも少しくらいならいたずらとかやんちゃ、そしてうっかりミスは見逃せるが、人によってその許せる範囲が微妙に違う。
どうやら今回の先生は今までに接してきた「先生」とか「大人」とは少しその感覚が違うようで、どこに地雷(…なんて失礼な…)が隠されているのかわからないので、わけも無く「怖い」みたい。
新しい担任の先生は今回この小学校に転任してこられたので、お互いにまだ探り合っている状態なのではないかと思うが。
でも私も不思議というかハテナ?なのは、「給食中は食べることに集中しておしゃべり禁止」と言われていること。生真面目な娘などは神経をピリピリさせながら食べているとのこと。
スローフードの精神がこれだけ主流になりつつある現代に、ちょっと時代錯誤的な気がしてならない。
まぁ、私は当事者ではないので度の程度の「おしゃべり」が禁止されているのかよくわからないが。
給食くらい和気藹々としていてもいいんじゃないのかなぁ。
投稿日:2005-04-17 Sun
今夜はカレー。家庭で作るカレーといえば「忙しい時の手抜き料理」と思われがちだが、3度の飯がすべてカレーでもいい!と言い切るダンナを持つ我が家ではカレーはご馳走のひとつ。
美味しいカレーを求めていろいろと試行錯誤をしてきたが、最近行き着いたカレーは印度風。
どこの家庭もまずはSBとかハウスとかグリコのカレールーでカレーを作ったもの。(レトルトという人もいるかも)
市販のカレールーからはジャパニーズカレーができるが、徐々にカレーにもいろんな種類があることを知った。
数年前から「これが一番やね!」(←いきなり関西弁)と定番になったのがマスコットフーズの「インドの味」。印度風ジャパニーズカレーといった感じか。
鶏肉や野菜と共に作るとこくがあってスパイシーなカレーがあっという間に出来上がる。手軽だし美味しいからちょっと高いけれど買い置きをしていたくらい。
ところが最近はこのトップの座が変わった。
それは「ESAアジア教育支援の会(NGO法人)」http://www.ngo-arena.org/members/esa/esaf2.htmlが販売しているカレースパイスセット。
インドに駐在した日本人の奥様が現地で習って作っていたものを商品化しているもので、収益はインドやバングラディッシュの子供達への教育基金に寄付されているらしい。
チキンカレー、シーフードカレー、豆カレー、キーマカレーなど種類もいくつもある。カレーの他にもタンドリーチキンスパイスセットやチャイのセットなども。
スパイスと共にレシピが同封されていて、ミックススパイスや唐辛子を炒めるところから始める本格的なインドカレーで、小麦粉などは一切使わないからサラサラのできわめてスパイシー。
スパイスさえ本場の配合だったら結構簡単な調理でそれらしい味が作れる。辛さも唐辛子の数で調節できるし、複雑ではないがとてもストレートな美味しいさが体験できる。
これからの暑い季節には汗をかきかき食べるとGOODだと思う。
今日は「茄子とひき肉のカレー」を作った。作ったはいいが軽く8人分くらい出来上がってしまったので、当分カレーが続きそう。明日の朝、昼ももちろんカレーになるでしょう。
投稿日:2005-04-16 Sat
今日は土曜日。しかもいい天気。
でも今日の佐藤家はダンナも娘も用事があるので、昼からわたし一人。昼ご飯も適当に有り合わせで済ませて、犬の散歩を軽~く1時間ほどしてきたら、天気も良くて汗だくに。
犬の「トイ」も舌だしっぱなしでハァハァいいながら、でもぐいぐい手綱を引いて前を歩く。この犬はいつまでたっても落ち着きが無い。馬鹿っぽいところが可愛いんだけど。
家に帰り着くと私もトイもクタクタに。
トイは水道から出る水をガブガブ飲み、リフレッシュ。
私も中途半端な量の昼食だったこともあり小腹がすいてきたので、おやつをちょっと。
のつもりが・・・
おせんべ、クッキー、ポテチ・・・と止まらなくなり、気が付けばハーゲンダッツの抹茶味まで手を伸ばしていた。
塩辛いものを食べたら甘いもの、甘いものを食べたら塩辛いものが恋しくなり、出口の見えない間食スパイラルへ・・・。
あぁ、しまった!!またやっちゃったよ。
お酒のみ過ぎてもよくやっちゃうんだよな。
ま、いいか。今日はたくさん歩いたから。夜も体操すれば大丈夫だ。
と自分に言い聞かせながら、今晩は何のもうかなぁ~と既に切り替えている。
(帆立貝を使ったリングイネにするから、イタリアの白かな~)
投稿日:2005-04-15 Fri
最近はまっているパン作り。パン教室には約1年半通っていたが、これ以上のクラスは師範科なのでパンの先生になるつもりも無いし受講料も高いという理由で、とりあえず教室を離れて自分で好きなパンを作っている。
よく焼くのは朝食用の食パン(全自動のパン焼き機ではありません)とか、ライ麦粉や全粒粉を使った田舎パン風のもの。食パンはそこそこマスターして分量を見なくても適当に作れるようになったが、田舎パンはなかなか理想とするようなものが作れない。
パン屋さんが焼くような本格的なものが作れるわけはないのだが、出来上がるパンの方向性がまるで違うのだ。
どっしりとした重たいパンが作りたいがどうしてもふんわりと焼きあがってしまう。
作り方は基本的には同じだと思うから、酵母が違うんだろうな。
そして粉の配合とかも。
どっしりとしたドイツパンとかフランスの昔っぽいパンを教えてくれる教室ないかなぁ。
投稿日:2005-04-14 Thu
昨日はチーズプロフェショナル協会の誇る(?)チーズ評価法トレーニングセミナーに参加した。一つのチーズを見て、外観の様子(形の整い方や表面の状態など)をチェックし、次にチーズをカットしてその面の様子(孔の入り方、外皮付近の色合いなど)と口当たり(粘りつき感や口どけ感など)をチェック。そして最後に匂いと味のチェックをして、チーズとしての完成度(?)を点数でつける練習をするというもの。
全8回あり昨日はその5回目だった。
毎回チーズのタイプを代えてすでに何度かやっているので手法や感覚はつかめてきた。
昨日は「白カビタイプ」というテーマで、カマンベール2種類とシャウルスで練習。
7人ひとグループで同じチーズをチェックするのだが、十人十色という言葉があるように人によって評価の具合が微妙に違う。でもその7人の意見をまとめて一つの評価を出さねばならないので、刷り合わせという作業を行うがこれも何度も練習していくうちにスムーズになってきている。
日本ではまだあまり行われていないがチーズのコンテストやコンクールでこの技術が役に立つということらしいが、私としては自分自身の中で漠然としていたチーズに対する味の評価の尺度というものができてきたように感じている。
そして、どういうチーズが優良なチーズであるか(自分の嗜好を抜いて)ということが見抜く力がついたという実感がある。
やっぱり味を意識して分析しながら食べるということが知らず知らずにもチーズの評価をしているということなんだろう。
単に「美味しい」と言っていられる世界から「プロ」の世界に入ったということか。
投稿日:2005-04-12 Tue
近所のスーパーのチーズの品揃えはすごい。百貨店にも引けを取らないか、それ以上の種類のチーズがずらりとならんでいる。
残念ながら対面販売ではなくてオープンショウウインドウに陳列しているだけなので、チーズのことを知らない人にとってはどれを買って良いのかちょっと悩んでしまうだろう。
複数の業者から仕入れをしているようで、一般的なチーズから他の百貨店やスーパーでは見かけない、玄人目で見て「これがここで売れるのか?」というようなチーズまで並んでいる。(実際売れているようだが、どういう人が買っていっているのかそれも気にかかる。お友達になれそうだ。)
あるときはパルミジャーノ・レジャーノの36ヶ月もの(黒ラベル?)やペコリーノ・シチリア―ノの胡椒入り(これは一般的)、唐辛子入り、オリーブ入りなんかふつうに並んでいるから驚いた。
今日ふらっと売場を覗くと、バジル入りゴーダとフェンネル入りハバティーがならんでいた。ゴーダもハバティーも珍しいチーズではないけれど、ハーブが入っているのは初めてお目にかかった。
そしてその横に「ロシナンテ 赤ワイン」というこれまた初めて見るチーズが。
どうもスペインのDOPチーズの「ムルシア・アルビノ」にそっくりだ。
当然すぐに購入し、家に持って帰ってネット検索をしてみると、輸入元のマイセラさんのHPにちょっとだけ詳しく載っていた。
ようはDOP「ムルシア・アルビノ」によく似た山羊乳製のチーズで登録商標が「ロシナンテ」というものだと推測される。
「ロシナンテ・ローズマリー」なるものもバージョン違いであるから、きっと「ロシナンテ社」というメーカーがあって、そのメーカー名がもろにチーズの名前になっているようだ。
それにしても、ドンキホーテの国、スペインのチーズメーカーらしいベタなネーミング。
さしずめ日本で言ったら「忠犬ハチ公」という名の豆腐屋か。(ありそうな気もする)

投稿日:2005-04-10 Sun
「あぁ、明日学校に行きたくないなぁ・・・・」と、犬の散歩で二人して満開の桜の下を歩いている時にふと娘がつぶやいた。
5年生になってクラス替えで仲良しのお友達とも大好きだった先生とも別れてしまい、きっと不安でいっぱいの新学期を送っているのだろう。
「大丈夫。すぐ気の合う子がみつかるよ。」と慰めたが
「そうじゃなくって、明日体育で鉄棒をするの。」ということだ。
彼女はまだやっと鉄棒に跳びつくことができるようになった程度で、前まわりが怖くてできないらしい。4年生までの授業でも鉄棒の練習はあったがついに習得できずにここまで来ている。
「できないことが恥ずかしい」というより「怖い」という気持ちが勝っているから、放課後とか休日に練習するなんてことはありえなかった。
私もできないことは知っていたが、鉄棒くらいできなくて生きていける、と見て見ぬふりをしていたところもあった。
5年生になって「恥ずかしい」が「怖い」を上回ってきたらしく急にそんなことを言い出すので、散歩のついでに公園で練習しようか、と提案したのだが、
「やっぱ怖い、勇気が出ない、私って情けない・・・」と一人で悶々とし始めてしまった。
「胸の奥で嫌な気持ちが渦巻いているんじゃない?そんな嫌な気持ちで数日過ごすより、今日ちょっと頑張って何かきっかけを見つけたほうが良くない?」、と優しく説得したところ、
しばらくの間彼女のなりに葛藤があったようだが、
「やってみる」ということになった。
人気の少ない公園を選び(意外と鉄棒がある公園も少ないのだ)、まず鉄棒に跳びつく。
それから布団干しの形になって、くるっと回る・・・のだが、布団干しの形が怖くてできないらしい。
ずっと支えてやってようやくその体勢になったところで、抱えて回らせる。
「怖くない!」と嬉しそうに言うが、自分でやることはできないらしい。
いつもならここからモジモジしてしまって、全く前進できないのだが今日はいつもより勇気があった。
何度も果敢にチャレンジし、5分もしないうちに自分で布団干しの体勢から回ることができるようになった。
「やったぁ!!!」
その時の嬉しそうな顔ったら。輝いていた。
10分前までは不安と自己嫌悪のような暗い(顔に縦線がはしっているような)顔をしていたのに。
久しぶりにいい顔を見たなぁ。こっちまでHAPPYな気持ちになる。
なんだか子育てを実感した瞬間だった。
投稿日:2005-04-09 Sat
1000万アクセスのキリ番取った人に1万円相当のワイン、プレゼント!ですって?
自分のHPにもアクセスカウンターをつけていながら、全くそういうことには頓着していなかったが、自分のを見るとまだ65万アクセスだった。
それでもすごい数字だと思うが、1000万はやはり途方も無く遠い数だ。
実はプレゼントのワイン、私が選ばせてもらいます。というか、もう選びました。
はっきり言って自分で飲みたい。
私がキリ番ゲットしたいくらい。
そうだ!!
さなメモファンの私のお友だちへ。
「キリ番を狙って、一緒にワインを飲もう!」
↑
取れたら、連絡ください。私も頑張ります。
投稿日:2005-04-08 Fri
ワインセラー(ユーロカーブ169本収納可)が今日到着!今まで友人に安く譲ってもらった30本入りのセラーで何とかしのいでいたが、最近はそのセラーの周りにあぶれてしまったワインが入ったダンボールの山ができ、セラーの中には選ばれしワインしか入れてもらえない状態が続いていた。
たいしたワインではないけれど、それでも当分飲みそうにないワインを地下室とはいえそのまま放置しているのは、売ってくださった酒屋さん、そしてワインを精魂込めて作った作り手さんに知れたら悲しい気持ちになってしまうだろうなぁ。
あぶれてしまったワインはせっせと飲んでいたんだが、ダンナは家ではあまり飲まないと決めているし、私一人ではそんなに酒量はないし。でも目に付いてしまったらどんどんワインは買ってしまうし・・・。
あぁ、きっと破綻が来る・・・と思っていたら「買ってあげる」という申し出が。
2年前にワインアドバイザーの試験に合格した際にお祝いでセラーを、と言ってもらっていたが、その時は高価すぎるので固辞してしまった。そして今年のお正月にまたもやその話が。
破綻直前だしそんなに何度も言ってくださるんだから、ありがたくいただこう!という気持ちになり暑くなる前に届けてもらったと言うわけ。
お陰でダンボールいっぱいのワインたちも快適な環境にて保管されることになった。まだ余裕があるので、いっぱい買えるぞ!中に入れるワインはダンナに買ってもらおう。
お義父さん、本当に有難うございました。
(これで地下室がすっきり綺麗に片付きます)
投稿日:2005-04-07 Thu

昨夜はチーズ教室にきてくださっている人たちと夜桜のもと宴会をした。
この時期としては珍しく夜まで暖かくてまさにお花見日和。
昼間は仕事がある人ばかりなのでナゴシアゴシのケータリングをしたのだが、それが非常に良かった。
ふんだんに使われていた野菜。しかも種類が多いこと!
蕪のオリーブ油蒸し(写真右)や春野菜炒め(同左)は野菜が甘くて、そして油の使い方がちょうど良いので、美味しくいくらでも食べられる。
写真以外にもワカサギの南蛮漬けとか鶏の唐揚げ韓国風とかおにぎりやデザートまでたっぷりあって一人3000円弱。
しこたま飲んで、食べて、しゃべくって…。非常に楽しい一夜だった。
投稿日:2005-04-05 Tue
オタクの域に達している私としてはチーズに合わす飲み物の研究は日夜続けているのだが、いかんせん、自宅で一人でちびちびやるのではたくさんの種類を一度に試すことがなかなかできない。日本酒との相性についてもたまたま近所で買ってきた日本酒に家にあるチーズをあわせてみて良いだの悪いだのやっているが、日本酒の味の幅が今ひとつ掴みきれていないこともあり、成果はほとんど上がっていないかった。
シェーブルや白カビタイプにはきっちり合う銘柄を見つけてはいたが、ブルーチーズに合うものはなかなかみつからなかった。というよりは「無い」と半分信じていた。
ところが、昨日そういうお酒に出会ってしまいました。
浜松の「弁一」さんhttp://d.hatena.ne.jp/clementiaで、素晴らしい日本酒をお料理に合わせてたくさん紹介していただいたのだが、何種類目かに出たお酒が非常に異色だった。香りのふくらみはほとんど無く、草や野菜のようなで青い香りが強いて言えばあるが、飲むとさらっとしてトロッと甘いのだ。でも甘口のワインのような甘さとは少し違って果糖の甘さではない。けれど砂糖水の甘さでもない。日本酒といえば辛口がほとんどで初めて体験する甘さだったので驚いた。
「あ、これなら、カンボゾーラのようなブルーチーズに合うかなぁ。」とチラッと発言したら、フルムダンベールをすかさず出してくれた。
(ナチュラルチーズが常備されている割烹なんてステキだ!)
あわせてみると想像どおり。
やや青カビの苦味のようなものが後に残るが、もう少しカビの弱いブルーチーズならちょうどいい取り合わせになるだろう。
さらにいろいろと日本酒をいただいて(黒龍 石田屋 なんて素晴らしすぎるお酒も!)、食後酒にと昭和54年ものの古酒を出していただいた。こちらのお酒も目から鱗、日本酒のバラエティーの豊かさ、面白さを再認識。食後にパルメジャーノ・レジャーノとかオールドゴーダを齧りながらゆったりしたい、そんな日本酒だった。
日本酒も誰かに教えてもらってゆっくりと奥深い世界にはまっていきたいものだ。←お酒におぼれない程度にね。
投稿日:2005-04-04 Mon
公立の小学校に通う娘の春休みは3月26日(土)~4月5日(火)の約10日間。今までは関西の実家に里帰りをしていたが、今年は塾の春期講習があるため断念。しかも春期講習は8日+1日(実力テスト)の9日間もあって、これじゃ毎日学校に行っているのと変わんないじゃん、と塾に行かせている親があきれてしまう。
あきれるくらいならまだ新小5生だし、休ませたって大勢に影響は無いんだろうけど、気の小さい私としては勇気が出なくて帰省をあきらめた。
娘は楽しみにしていたおばあちゃんちへの訪問がなくなり大ブーイング。
しかも毎日毎日難しい勉強ばかりでいささか精神的にもささくれ立ってきているのでさすがに可哀想になり、実力テストを1日ずらしてもらって1泊2日で愛知万博へ行くことに。
ただ万博に行くのもつまらないので、かねてから訪問したかった浜松の「弁いち」さんのところに今晩お邪魔して、浜松からバスで万博会場に行くコースをとることにしよう!とオプションもくっつけた。この方が名古屋駅から電車を乗り継ぐより賢いアクセスという噂もあるし・・・。
というより、今夜はうんと美味しい思いをして(たくさん飲んで!)万博は軽~く流す計画に変更しつつある。
実は子どものためといいながらも、親の楽しみ重視の旅行なんだなぁ。
投稿日:2005-04-03 Sun
今日のあるある大事典の特集は「二の腕を細くする」だった。「あぁ、これこれ!これが知りたかったのよ私は!」と番宣を見て小躍りするくらい嬉しかった。
昨年夏ごろからあるあるで紹介されたボディーラインを綺麗にしていく体操のいくつかを私には珍しくずっと続けてきた結果、基礎代謝が上がりピーマン尻がいくぶんか桃に近づいてきた感じ。体重計にはほとんど乗っていないので数値的なことはわからないのだが、日々の暮らしでその効果を感じることができる。
その一例。この冬は例年よりは寒かったはずだが、一度もオバシャツを着ることが無かった。年々冷え性がキツくなってきていたので、保温効果の高いオバシャツを一昨年数枚買い込んでいたが、全く必要を感じなかった。どんな寒い日でも5分も歩けば体内からポカポカしてきて厚着をしていたら汗ばむこともあったのだ。しかも毎年のようにかかる「しもやけ」にも今年は縁が無かった。
これって、基礎代謝が上がっている証拠なんじゃないかなぁ。
恐るべし「イカナイデ体操」。(参:http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search2/aru20/20_2.html)
そしてジーンズのサイズがワンサイズダウンした。お尻が縮んだとしか考えられない!!素晴らしいぞ!「グッドモーニングエクササイズ」(参:http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search2/aru27/27_3.html
しかし!
以前から気になっている「二の腕」だけはチューブでいろんな運動をしてみてもちっともほっそりしなくて困っていた。
で、今日の番組を見たところだとこれも超簡単な運動を数分するだけということになっているが、続けさえすればかなり良い結果を生みそうな予感。
数ヵ月後の効果が楽しみだ。
投稿日:2005-04-02 Sat

毎月第1土曜日はNHK文化センターで講座をする日。横浜では1日に2つの講座をするので(ダブルヘッダー)準備がたいへん。
特に「探求編」のほうは今月からワインのブドウ品種ごとにチーズの相性を探るという、無謀というか雲を掴むようなテーマにしてしまったため、ワインやチーズのセレクトにも頭を悩ましてしまう。
受講してくださる方もチーズやワインにかなり詳しい人が多いので、みなさんに胸を借りる気持ちで臨んだ。(←単なる無責任?)
今回のテーマは「カベルネ・ソーヴィニョンとチーズ」。
チーズは
・サンタンドレ
・ブリー・ド・ムラン
・リヴァロ
・プティ・アグール
・エピキュア
・スティルトン
ワインは
・1999 シャトー・ラグランジュ
・2000 デ・メウエ カベルネ・ソーヴィニョン(南ア)
講座には15人参加してくださっているが、それぞれに違う意見が聞けて面白い。感じ方や好き嫌いは本当にたくさんある。
私はリヴァロ(今日のは若過ぎず熟しすぎずでミルクの甘みが溢れる美味しさ!完璧な味!)とラグランジュの組合わせが一番良かった。
リヴァロも美味しいものにあたる事って極めて少ないから(私だけか?)、そんなときに何てったって「メドック3級格付けワイン」と合わせられてラッキーだ。
ワインの良い部分がヒダヒダのようにくっきりと浮き出て、夢心地でした。
ここで確信。私のスタンスは「チーズはワインを引き立たせてなんぼのもん」ってこと。
それを口にすると、結構ブーイングはあったが・・・。
でも美味しいワインが大好きだから仕方がない。
「カベルネ・ソーヴィニョン」って関西にいた頃は「カベソ」って普通に言っていたが、関東ではそう呼ぶ人はいないようだ。
・・・って、講座で言ったところ、関西出身の人が「関西でもそんなこと言いません。初耳です。」ときっぱり言った。
そんなはずはない。うちではダンナも「カベソ」って言ってたもん!「マクド」と一緒だもん!
投稿日:2005-04-01 Fri
ずっと休止していた日記(のようなもの)を再開。4月1日というのがなんとも「リスタート」(←そんな言葉あるか?)に相応しい日にちだと思う。
元日が‘1年の計’というけれど、主婦にしてみれば年末から年始にかけては大忙しで、とても改めて・・・と言う気分にならない。
やっぱ新学期の4月がおさまりがいい。
ということでこの1年の計として
・自分のペースを守る。
・足元をよく見直す。
・日々の暮らしを大切にする。
今を大切に噛みしめつつ暮らしていこう、ということかな。
娘も10歳になり徐々に精神的に母親から離れて行っているので、今の娘との関係や状態をもっと積極的に楽しもうと思う。
ここ数年、外ばかりに目が向いていたので微妙に軌道修正ということで・・・。
ダンナとの関係は?
結婚12年目を迎え、新たな境地を開拓中。
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