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のび~るチーズ
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アリゴを盛り付けてくれるオジさん
夏休みには娘にせがまれてスーパーで100円のび~るアイスをしょっちゅう買った。
トルコ風のアイスということらしいが、どうせ100円アイスだから本場トルコのもの
とは似て非なるもに違いない。←あくまでも推測

チーズにものび~るチーズがある。
ピザに使われるモッツァレラチーズもアツアツはかなりのびが良いが、もっともっとダイナミックにのびるチーズはフランスのオーヴェルニュ地方の「アリゴ」というチーズ料理。

「アリゴ」とはチーズ料理とはいってもメインではなくてステーキや大きなソーセージの付け合せになっている、平たく言えば『マッシュポテト』だ。
オーヴェルニュ地方で2000年前から作られている「カンタル」とか「ライオール」という大型のチーズの熟成させる前のフレッシュなものをニンニク風味を効かせたマッシュポテトに溶かし込んで練って練って練って・・・とすると、のび~るマッシュポテトの出来上がり。
ポテトとチーズの相性は言うまでも無く非常に良いものだから、誰が食べても納得する。

残念ながら材料となるカンタルのフレッシュなものが日本に居てはなかなか手に入れることができないため、日本では「アリゴもどき」しか食べることはできない。私もシーズンになると売り出される電子レンジでチンしただけで食べることができるレトルトのアリゴをありがたくいただいているが、きっと本場で食べるのは一味も二味も違うんだろうなぁ。

さて今回、パリにあるオーヴェルニュ料理専門レストラン「アンバサード・ドーヴェルニュ」へ念願のアリゴを食べに行った。
前記したとおり「アリゴ」はメインの付け合せなので、付け合せ食べることを目的にレストランを訪問したというわけ。
ところが予想以上に前菜の量が多かったため、しかもそれが大変美味しかったので全部いただいてしまったので、肝心のメインの前にはすでにかなりお腹が一杯に。

メインの登場の際にはパフォーマンスが。
火からおろした鍋の中のアリゴを高く伸ばして練る様子をテーブルの前で見せてくれるのだ。
そしてお皿にきれいに盛り付けて、テーブルに供された。
一口食べて・・・「う~ん!やっぱり美味しい!!」とパクパク食べつづけたが前菜ですっかり膨らんでしまった胃袋にはお皿の半分くらいのアリゴしか食べられなかった。
せっかくアリゴを食べに来たのに残してしまうなんて本末転倒だったが(←おおげさな・・・)、
ごめんちゃい・・と言って、同行した4人全員が揃って残して立ち去った・・・。

結論:パリで食べたアリゴは美味しかったが、オーベルニュに行って食べないと本来の味わいがわからないに違いない!←必ずオーヴェルニュに行くことを決意。


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チーズ | 22:54:03| Trackback(0)| Comments(0)
ランジス訪問
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パリに旅行することが決まってから、日本人でパリの16区でチーズショップを始められたマダム久田に「お店に訪ねます!」とメールをしたところ、「フリータイムの日程が合えばランジス市場へチーズの仕入れに行くのに連れて行ってあげる」と誘っていただいた。
運良く1日だけ設定していたフリーの日が毎週1回の市場へ行く日と重なり、同行することができた。

宿泊していたホテルから待ち合わせの駅までは中心部を挟んで反対側にあり、メトロを2回乗り換えて行かなければならなかったが、なんとか約束の朝8時45分までにはたどり着くことができた。
こじんまりとした保冷装置つきの仕事用の車に乗り込みいざ出発。
ランジス市場(日本でいえば築地市場?)はパリ市から少し外れたところにあるのだが、高速道路を使って行かなければならない。パリは東京と同じで車の量が半端でない。パリ市をぐるりと回る外環道は入った途端に大渋滞。私と待ち合わせをするためにいつもより出発を遅らせてもらったこともあり、特に渋滞の激しい時間にぶつかってしまったようだ。
渋滞を何とか抜けて、ランジス市場についたのは10時前。

ランジス市場は乳製品だけでなく、肉、野菜、生花、その他関連グッズの卸売り問屋など総合的な市場なので非常に広い。乳製品などは12時ごろまでやっているそうだが、肉や野菜などは夜中から朝方にかけてが営業の時間だそうで、私たちが着いた時間にはほとんど関係車両などはなく、市場自体はそれほど活気があるような様子はなかった。
なので建物の周りにある無数の駐車場も乳製品を取り扱う建物の周りには車が停まっていたが、他はがら~んとしていた。

マダムにくっついて大きな建物の中に入ると、建物ごと冷蔵庫かと思うような室温。事前にしっかり防寒してきてねと言われていたので、マフラーをしてコートを着て中に入ったが、それでも冷たい。
建物の中には10数件のチーズ問屋が軒を連ねているのだが、マダムはその中から「シェーブルはあそこ」「パッケージものはあそこ」などとチーズの種類に寄って買う店を分けているらしかった。

選ぶのに時間がかかるということで、好きに見て回っていてね、と言ってもらえてあっちこっちのチーズ問屋を見て回る。さすがにパリの胃袋というだけあって、フランス中のいろんなチーズがある。
明らかに仕入れ客とは違う東洋人の女がチョロチョロしていて、問屋の従業員も不審そうにしていたが構わずキョロキョロと見学。

農家製のチーズ、AOC、IGPのチーズを多く扱う店、大手の工場生産のチーズを数々扱う店、ヨーグルト、バター、クリームなどを扱う店、などなど、これだけの乳製品の量は見ているだけで迫力満点。
シェーブルは馴染みのものから見たこともないような形のものまで本当に種類が多かった。
ポリバケツのような容器に入ったクリームとかバターはこちらのチーズショップで量り売りをするために問屋に並んでいるとのこと。バターは量り売りなんだ~。←これも驚きだった。

そしてもうひとつの特徴は扱っているチーズの90%以上がフランス産のチーズだということ。
日本にいるとフランス、イタリア、ドイツ、デンマークなどなど各国のチーズが普通に並んでいるが、こちらでは他国のチーズは選ばれた数種類(例えばパルミジャーノ・レジャーノとかアズィアーゴなど)しかショップには並んでいない。そしてランジスでもスイスのチーズは扱っているところがあるにはあったが、それ以外はパルミジャーノくらいしか見かけなかった。

モンドールがそろそろ出回ってきていて、大、中、小とサイズ違いで山のように詰まれている様子や、カンタルがゴロゴロと無造作に転がっている様子、私が大好きなボーフォールやエティバが円のままでいくつも並べられている様子は垂涎もの。ただ、何処にもプライスカードがないので、これらのチーズは幾らで売られているのかナゾだった。

ここに出入りする人は当然店売りをするために買い付けに来る人たちばかりなので買い方が半端でない。大きな台車にたくさんのチーズを山盛り積み込んで車に運んでいく。
マダムも何軒かの問屋を回って何度か台車で車に運び入れ、荷台に一杯のチーズを仕入れた。
パリのチーズ屋ではチーズのほかにヨーグルト、バター、クリーム、そして卵などを売るらしい。そういった品々も仕入れて、車で16区にあるショップに戻った。
この山盛りのチーズもほとんど1週間で売り切ってしまうらしい。
食べ方が半端ではないな・・・。

チーズ | 17:58:01| Trackback(1)| Comments(0)
黒いブリー
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私の愛読書(?)である「チーズ図鑑(文藝春秋社刊)」の新書版に載っている「ブリー・ノワール」というチーズがある。
本によるとブリー・ド・モーを数ヶ月熟成させて黒くなった頃のものを地元ではカフェオレにつけて食べる、というものらしいが、あの高貴でエレガントなブリー・ド・モーを過熟にしてしまったらどうなっちゃうの??ととっても興味津々であった。

数年前、日本の物好きな(失礼)チーズ屋さんが試しに作った(熟成させた)ブリー・ノワールを分けてもらい、食べてみたのだがお世辞にも美味しいものではなかった。きっとフランスでも同じように過熟なものはマズイに違いないと信じていたのだが、チーズ輸入会社FのH社長が今年食べる機会があり食べてみたところ、カフェオレにつけて食べたら想像以上に「美味しかった」と教えてくださった。
そうか、やはり本場の熟成のブリー・ノワールは一味違うのかもしれないなぁ。私もパリに行ったら是非食べてみよう!と密かに思っていた。

今回、パリ市内では残念ながらブリー・ノワールを販売しているショップを発見できなかったが、ブリー・ド・ムランの故郷である「ムラン」の街を訪ねたときに発見!さすが地元ではあるんだなぁ。しかしブリー・ノワールはブリー・ノワールでも「ブリー・ド・ムラン」で作ったものだった。

食べてみたいなぁ、と思ったが結構ピースが大きかったこともあり、ただ写真に収めるだけで購入は断念。
旅人だとカフェオレもカフェとかお店に入らないとの飲めないから、まさかチーズの持込が許されるはずも無く、旅行先ではなかなか難しい。
まぁ、購入して日本に持って帰るという選択肢はあったが、実物を見ると退いちゃうなぁ。

またの機会にチャレンジしよう。


チーズ | 22:18:54| Trackback(0)| Comments(0)
食の週間
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試食に並んだパン

フランスでは子ども達にきちんと正しい食生活や食の知識を教育しようという理念のもと、「食の週間」という行事?が行われている。
日本では昨年「食育基本法」というものが制定され、「食育」という言葉もよく聞かれるようになっているが、日本で取り上げられる以前からフランスではこの理念があったらしい。
有名なシェフが小学校とかに出向きちゃんとした料理を作り食べさせたり、味覚のクイズのようなテストをクラスで行ったりして小さな頃から「食べる」ということの意味や意識をつけていこうということが目的らしい。

たまたま私たちがパリ市の乳製品研修センターで研修を受けていた日がどうやら「食の週間」に重なったようで、小学生(だと思う)の子ども達がゾロゾロと研修センターにやってきて、私たちとは違う教室でなにやら実習を行っていたようだ。
興味津々の私たちはその実習で作られた作品や講習の跡を見学した。

実際にやっているところを見たわけではないのではっきりとしたことはわからないが、子ども達はいくつかのグループに分かれて「複数のチーズを実際にカットしてチーズプラトーを作る」、「いろんなフルーツをカットしてフルーツ盛り合わせの皿を作る」という課題をこなしたようだ。
「チーズプラトーを作る」という課題はまさに私たちが今回この研修で与えられた課題の一つで、子ども達が作った様々なプラトーを鑑賞しながら、デザインや工夫を興味深く見て回った。

そして違う教室には、いろんなパンがスライスしてお皿に盛られて並べられていて、いろいろな種類の食べ比べをしたらしい。お皿それぞれには「バゲット」「ライ麦○%」「全粒入りパン(コンプレ)」「塩が入っていないパン」などなどパンの名前や材料などが表示されていた。
これって、今年私が企画したCPAセミナー「パンを識(し)るセミナー」と同じだ~、フランスは小さな頃からこういう事をやっているんだ。

その次の教室にはチョコレートの食べ比べの跡があった。
「ミルクが○%入ったチョコレート」、「カカオ分が99%のチョコレート」などなど・・・。
面白そうだなぁ、私も講義を受けたかったよ。
というより、子どもたちにはどんなレベルの話を先生はするのか聞いてみたかった。

日本でもミクニさんなどがそういった食育をしているとか、と聞いている。
チーズについても小学生くらいの子どもに興味を持つような、面白い話ができたらいいなぁ。


子育て | 21:38:16| Trackback(0)| Comments(0)
ご当地チーズは食べるべし
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フォンテーヌ・ブロー

ヨーロッパへ海外旅行に行ったなら、その土地でしか食べられないチーズを食べることにしている。
とてもマイナーでその地域でしか作っていないチーズや、鮮度が命のため日本には輸入されていないチーズなどなど・・・。
前者のマイナーなチーズってのは残念ながら日本では情報が極めて少ないため、あらかじめそのチーズの存在を知ってその地を訪ねるということは無い。たまたま訪問時に市場やチーズショップで見かけたりしたものを、後先考えずとにかく購入する。
そして道端やホテルの部屋で味見をするのだ。

スペインのガリシア地方に行った時に初めて見かけた「セブレイロ(Cebreiro)」という牛乳製のフレッシュチーズ。聞いたことも見たことも無かったが、ガリシア地方では原産地呼称かなにかをもつチーズだそうで、形は大きなキノコのような奇妙な形。
柔らかくてしかもフレッシュなチーズだから輸出は難しいということで、国外はもとより、スペイン国内でも地元でくらいしか見かけないそうだ。
味わいは「柔らかい(スプレッド状?)のプロセスチーズのような味」。
予想していた酸味はあんまり感じられないけれど、食べ慣れたプロセスチーズのような穏やかであまり深みのない淡白な味わい。
これは輸入してもあまり売れないかも・・・・。

今回、パリに滞在中に以前からチーズ本などで見知っていたフランスの「フォンテーヌブロー」というチーズを食べてみたいと思っていた。
このチーズはフレッシュチーズでソフトクリームのような形をしている。鮮度が命でとても柔らかい(ホイップしてあるので)ために輸入には向いていないんだろう。それにフランスのチーズ屋さんなら何処でも扱っている商品というわけではないらしい。ちゃんとしたチーズ屋さんは専用のマシーンでフォンテーヌブローを作る。そのマシーンを導入している店舗は限られているということだ。

たまたま訪れたショップで出来たてのフォンテーヌブローに遭遇し、すぐに購入。
店員さんに「アナタは旅行者でしょ?こては即食べるもので、日持ちはしないのよ。」みたいなことを忠告された。
「今食べます!スプーンをいただけますか?」と手振り身振りでお願いをすると、快くスプーンをつけてくれた。
通りに出て早速試食。
チーズのはずだが見た目はソフトクリームのようなホイップクリームのようなそんな感じ。果たして味は?
味もチーズというよりはホイップクリームそのもの。フレッシュチーズということで酸味を期待していたがあまり感じられない。
チーズのわりには濃厚で食べつづけるとちょっと重く感じる。
せめて蜂蜜かジャムをつけて食べないと、食べつづけることは難しいなぁという感想。

帰国してプロフィールを調べると、フレッシュチーズに生クリームを加えて泡立てたものだそうだ。
だからあまりチーズの酸味が感じられなくてクリームっぽかったのか。

結果はともあれ経験として熱望していたチーズを食べることができたことは収穫だった。

チーズ | 22:51:02| Trackback(0)| Comments(2)
ブルゴーニュへの道(8)
時間はあっという間に経って、気づけばもう19時近く。
夕暮れ迫るブルゴーニュの風景もステキであった・・・。
マルサネ村を過ぎた頃からあたりは街になってきた。中世の頃に栄華を極めたブルゴーニュ公国の中心地ディジョンだけあってやはり規模は大きい。
ディジョンは大学やコンセルバトワールなどがある学生の街ということ。なので週末のこの時間になると実家に帰っていた学生達が次々と帰ってきて駅も混雑するということだ。

私たちはあまりにのんびりと遊びすぎて、切符を買っていた列車の発車時刻にほんの2分くらい遅れてディジョンの駅に到着した。日本でなら顔面蒼白になりそうなのだが、フランスのTGVは乗り遅れてしまったら後続の列車に振り替えることができるのだ!!しかも追加料金など取られずに。
だから1本くらい遅れても全然大丈夫、どうせパリに帰っても眠るだけだし・・と大きく構えていた。
しかし駅について切符を買うために窓口に行くと長蛇の列。ディジョンからパリ(おそらく)に向かう人々もたくさんいるようで、次の列車の席があるかどうかも危うい状況だった。
そうか、日曜日の夜ってどの国でも新幹線は混むんだ。日本でも日曜日午後5時以降の上り新幹線はほとんど満車状態だわね。ディジョンは始発駅ではないので、余計に席の確保は難しいかも・・・。

それでもSACHIKOさんが一緒に切符売場に並んでくださったので、大変スムーズに切符を変更することができた。次の列車の二等車両は満席だったが一等車両ならばあるということで、追加料金を支払ってアップグレード!!
こういうハプニングが無ければ多分一等車両になんて乗ることはないだろう。思わぬ経験に帰りの列車に乗ることすらウキウキ気分に。

果たしてTGVの一等車両と二等車両の違いは・・・
残念ながら私にはそれほど大きな差があるとは思えなかった。
窓辺にスタンドライト(ヨーロッパっぽい)があることと、席の幅が広いということくらいか。
しかもチビの私には席幅は二等車両の席幅でも充分な余裕があっただけに、一等車両の席は子どもが座る社長椅子のようでなんだか座りが悪いというか落ち着かないというか・・・。
席幅が広いため車両内の定員が少ないから静かな雰囲気が保たれやすく、仕事をするにはよい環境かも。私の座席の横のビジネスマンはずっとパソコンで作業をしていた。

ともあれ、21時半頃にはパリのリヨン駅に到着し、そこからメトロに乗って無事にホテルに帰りついたのだった。
慌しい1日だったが、1日付き合ってくださったSACHIKOさんのお陰で非常に内容の濃い充実した旅ができた。
(おわり)

ワイン | 13:39:28| Trackback(0)| Comments(3)
ブルゴーニュへの道(7)
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ロマネコンティ社の表札&呼び鈴

ワインとチーズですっかりいい気分になってしまったが、まだブルゴーニュのハイライトを経験していない!
中山羊おじいさんのところを失礼して次に向かうはコート・ド・ニュイ!
やはりブルゴーニュに来たからにはコート・ドールの丘を見ながらドライブでしょう。
再びブルゴーニュ運河沿いを北上し、コート・ド・ボーヌの村々を通って振り出し地点のボーヌへ。

そしてそこから再び北上。
左手にコルトンの丘が見えてきた。みどり色のブドウの葉にはちらほら黄色や赤っぽくなった葉っぱも混じっているので、もう少ししたら黄金色になるのかなぁ・・・。
そしてサヴィニー・レ・ヴォーヌ、ラドワ・セリニィなどを通って、いよいよコート・ド・ニュイのほうに移動。

道はひたすらワイン畑の脇を走る国道で思ったとおり次々に2年前に記憶した地名が続いて出てくる。こうやって実体を持った影像が眼に飛び込むと記憶も奥深く刻み込まれる。こんなことだったらもっと早く来てこの地を見ておくんだった!←ワイン試験の範囲はブルゴーニュだけじゃないが・・・

国道(N94)がニュイ・サン・ジョルジュの街中を通っている時、不意に運転しているSACHIKOさんが窓を開けて「ムッシュ、ロック!!(=ロックさ~ん!)」と大きく手を振った。どうやらお知り合いに声をかけたみたい。
「今の、アンリ・フレデリック・ロックさんですよ。」(←DRCの共同オーナー兼ドメーヌ・プリューレ・ロックの運営もしているワイン界の超有名人)と教えてくださった。
『へぇぇ・・・そうなんだ~。ワイン関連の雑誌とか書籍、インターネットなんかではお馴染みのロックさん(←気易い!)って、あのような風体のオジサンなんだ。生で見ちゃったよ~。』と心の中でひたすら感心していた。(声に出すとちょっと恥ずかしい気がしたので)
またまたブルゴーニュに来ている感が強烈に強まった。

ニュイ・サン・ジョルジュの街を抜けてヴォーヌ・ロマネ村に入ったところで、車は国道(N74)を左に折れた。
せっかくだからDRCを見ていきましょう!ということになり、もう夕暮れが迫ってきていたが会社の前で写真をパチリ、ロマネコンティの畑の前でも写真をパチリ。ついでに残っていたロマネコンティのブドウをひとつふたつ食べておいた。ワインは飲めなくても、ブドウは食べた!!と自己満足に浸るひととき。

そして再び車を国道(N94)に戻し、北上。
ディジョン駅からパリに向かう帰りの列車の時間がそろそろ迫っていたので、あとの村々は車窓から眺めながら、色々と説明を受けた。
ヴージョ、シャンボール・ミュジィニィ、モレ・サン・ドニ、ジヴレ・シャンベルタン・・・・・
う~ん、夢のようなドライブ!
しかし残念ながら終点も徐々に近づいてきた・・・。
(つづく)


ワイン | 23:33:09| Trackback(0)| Comments(0)
ブルゴーニュへの道(6)
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作ったチーズは半地下のカーブで熟成をさせていた。
大きな鳥かごのような金網の箱の中にチーズを並べ、扇風機で風を送って乾かしていた。
チーズの種類としてはたった1種類しかないが、箱の中にはフレッシュなチーズからかなりセックになったチーズまで様々な熟成状態のものが並んでいて、ここからマルシェなどにいろんな状態のものを持っていくとのこと。
手作り感満載!!

作っているチーズは産地と型の形から「シャロレ」ですか?と聞いてみたが、そうではなくて単なる「シェーブルチーズ」ということで、特に名前があるようなものではないらしい。
形は「クロタン」を意識しているということで、熟成が進んで硬くなっているものはクロタンのような見栄え。

おじいさんたちのご好意で熟成中のチーズを試食させてもらった。
2日目というまだしっとりとして真っ白なフレッシュなチーズをまず試食。
ホエー(乳清)の香りがほんのりとただよい、まだ赤ちゃんのような味。ちっとも山羊乳特有の獣っぽいにおいが立ち上がらなくて甘みが優しいチーズだった。このまま食べるとやや物足りないので、コンフィチュールが欲しいね、なんて言いながら食べた。←もちろん日本語で。

そして次には1週間から2週間近く経ったというチーズを。
こちらはもうフレッシュな感じはなく塩味が際立ってきていたが、ミルクの甘みがきれいに出ていてこちらも日本で食べる時には必ず感じる獣っぽさがほとんど感じられない。どうしてだろう?生産地で食べるシェーブルはまっすぐできれいな味わいがある。

さらに熟成したチーズも食べさせてもらった。クロタンで言えば「ブルー・モワルー」くらいの熟成で、色は純白ではなくて少しアイボリーがかってきていて、身は適当に締まっている。塩がこなれてきてバランスの良い味。ミルクの甘みは影をひそめてしまっていたがその代わりにコクが増して、私は一番この熟成が好きだった。

中山羊おじいさんに「美味しい!」と連発していると、「じゃぁワインでも・・・」と母屋から白ワインと赤ワインを持ってきてくれた。白はアリゴテ、赤はエチケットが付いていない地元の数種類のAOCのブレンドのワイン。こんなにもてなしていただけるとは夢にも思わなかったし、まさに地のチーズ、地のワインをその土地で飲める幸せをかみ締めながらすっかり舞い上がって(いや、酔っ払って?)しまったのだった。

チーズカーブでワインとチーズをしこたまいただいている間に、おじいさんの家には近隣の村からチーズを買いに来る人たちがいた。日曜日ということもあって遠出をしているのか、街や村のフロマジェリーで買うより直接おじいさんのところで買ったほうが美味しいと考えているのかはわからないが、人気は上々なようだ。

この近くにはこのようなチーズ農家はいくつかあるの?とおばあさんに尋ねてみたところ、昔は何軒かあったそうだがEUが統合されて衛生基準が厳しくなってからはほとんどが廃業してしまい(衛生基準に見合うために工房やカーブの改善をする設備投資がたいへんだから)、今では半径25キロ以内では中山羊おじいさんのところだけ、ということだった。おじいさんのところも後継者がいないのでこの代でチーズ作りはお終いだそうだ。
AOCやIGPを持っていなかったり、大手の工場ではない家内工業的な小さな造り手の作る名も無いチーズというのは消えていってしまうご時世なのか。
同じようなことがイタリアのピエモンテ州を訪ねたときにもあったが、スローフード発祥の地のイタリアではそういうチーズも守っていこうという運動が無いわけではなかった。
フランスのブルゴーニュにおいてはどうなんだろう?隠れたシェーブルの産地であるブルゴーニュにはマコネとかシャロレとか有名なシェーブルチーズ(AOC認定を待っている)があるが、その他にも中山羊おじいさんが作るような名も無いチーズを作る工房があるに違いない。
そんな工房が生き残って行くためには、ゆくゆくは工房存続のためにマコネやシャロレなど少しでも名前のあるチーズを作っていかねばならないのだろうか。

空気も時間ものんびりとしすぎているブルゴーニュの片田舎の丘の上で景色を見ながら、そんなことを酔った頭でぼんやりと考えた。
(つづく)


チーズ | 11:22:43| Trackback(3)| Comments(4)
ブルゴーニュへの道(5)
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小さな村のチーズ農家

案内をしてくださっているSACHIKOさんご夫婦はボーヌで和食店を営んでいらっしゃる。たまたま私が訪ねた日曜日が定休日ということで残念ながらお店のほうには行くことができなかった。
ボーヌの街には、毎週土曜日にマルシェ(朝市)が立つらしい。
そのマルシェには2軒のチーズ農家が自家製のチーズを販売に来るということで、SACHIKOさんは街の中のほうに陣取って売っているチーズ屋さんのシェーブルをいつも買っているそうだ。
そのチーズ屋さんを通称「中山羊(なかやぎ)おじいさん」と呼んでいるらしい。

今回、チーズマニアの私がブルゴーニュへ遊びに来るということで、中山羊おじいさんにチーズ工房見学のアポを取ってくださった!
そのおじいさんの住む村はブルゴーニュの中でもワイン産地からはほんのわずかだが外れた丘の上にある小さな『FANGEY(ホンジェィ)』という村だそうで、SACHIKOさんもその場所は特定できていないということだった。

ランチを終えたあと、助手席に座る私が地図を片手に『FANGEY村』までナビをすることを買って出た。地図を見ることは大好きだし、せっかくの訪問をしっかりと記憶に焼き付けておきたかったという理由もある。
しかしながら初めての土地とフランス語の地図は私の勘をかなり狂わせた。
距離感がイマイチつかめない。標識の出方も日本のものとは微妙に違うような感じだし、地図に書いてある道は太いのか細いのかまでは判別ができない。
そうとう迷わす結果になり、訪問予定時刻をかなりすぎてようやくたどり着いた。

『FANGEY村』は地図でみるよりも実際のほうがもっともっと鄙びた小さな村だった。集落には13軒くらいしか家が無いような、静かで人っ子一人歩いていない寒村。←失礼かしら?
こういうところでひっそりと山羊を飼って、細々とチーズを作って暮らしている家族がいるのかと思うと、本当に遠くに来たなぁと言う実感が湧く。
おじいさんとおばあさんは遅れてきた我々を心配してか、フロマジェリの小さな看板がある中山羊おじいさんの家の前に出てにこやかに迎えてくれた。

だいたいチーズ農家見学のときはまずチーズ工房を見学したり、家畜小屋を見学したりするが、このおじいさんは「オラの自慢の鶏たちを見てくれ」(←正確な日本語訳ではないが・・・)といって、数百羽はいるという放し飼いの鶏たちの放牧場(?)へと案内してくれた。すごい勢いで走り回る鶏たちを見て、きっと身が締まっておいしいのだろう・・・などと、善からぬことを考えてしまった。
鶏たちの放牧場の隣には七面鳥の放牧場もあるが、山羊は1頭も見当たらない。本当にこのおじいさんはチーズを作っているおじいさんなんだろうか??と密かに疑問を抱いてしまった。

おじいさんの本当の狙いは七面鳥の放牧場の先にある農機具小屋だった。
ここには雄山羊(種付け用)1匹と最近生まれたという仔山羊たちが入っていた。
「他の山羊たちは?」という質問に、今は村の外れの放牧場に放しているとのこと。
なるほど、この敷地内には今いないんだ、と納得。
(チーズと鶏の2本立てで生計を立てているとのことだった。)

次にチーズを作っている工房を見学。
6畳程度の小さな離れが工房になっていて、今朝型詰めしたというクロタンくらいのサイズのチーズが60個程型に入ったまま水切りの状態で並んでいた。
今は山羊のシーズンが終わりかけているので(お乳がそろそろ出なくなる)チーズの生産量が少なくなってきているが、最盛期(初夏から夏にかけて)は100個以上のチーズを毎日作るそうだ。しかも、チーズはおばあさん一人で作るらしい。おじいさんは家畜の世話と販売担当。
まさにフェルミエタイプのチーズ。自家製のミルクを殺菌しないでその日のうちに凝乳させる。シェーブルなので1日目は乳酸発酵でじっくりと固めるため、型に詰めるのは翌日になってからということだ。今日取れたお乳もゆっくりと固められていると見えてバケツ3杯の中に収まっていた。
(つづく)


チーズ | 11:15:59| Trackback(0)| Comments(0)
ブルゴーニュへの道(4)
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パイの上に乗っかったエスカルゴ

ランチで連れて行ってもらったレストランは『Mercurey(メリキュレィ)』村にある小さなレストラン。
名前は『Le Charme Corinne et Fabien BENOIT』。
「ブルゴーニュの郷土料理を食べさせてくれるレストランを教えてください」という私のリクエストに答えてくださったのだ。
街道沿いにある一軒家レストランで回りはブドウ畑。村の中心からは少し離れているところにあった。
決してそこらの食堂風な趣ではないが、星付きレストランのような気取ったところは全く無く、ちょうどいい加減のステキなレストラン。

ブルゴーニュの郷土料理といえば「エスカルゴ」や「ブッフ・ブルギニヨン」や「コッコーヴァン」(これは各地にあるのかしら?)など。ランチのコースは2種類あり、そのコースもいろんな選択肢のあるプリフィクス形式だった。せっかくだから、「エスカルゴ」を前菜で取ってみた。さすがに気が利いているレストランだけあってたこ焼きのプレートのようなお皿に乗ってくるエスカルゴではなくて、ちょっとステキな装いをした一皿。

メインに私は仔羊のロティを頼んだ。中くらいの火加減でとお願いをしたのだが結構しっかりと焼きが入っていたのがちょっと残念。でもお皿に敷き詰められたアーティチョークのソースがとても美味しくて、しっかりとパンに吸わせてお皿がピカピカになるまで食べきった。

デザートのチーズはお皿に3切れほどのチーズを盛り合わせてくるとのことだったので頼むのを辞めて、甘いデザートにした。
プルーンをコンポートにしたものにアーモンド風味のアイスクリームがのせたのもの。
日本ではプルーンをドライまたは生で食べるが、あまりコンポートにしたものにはお目にかからない。どんな感じかなぁと思いきや、ブドウとスモモの中間のような感じだった。
それよりもアーモンド風味のアイスクリームというものがまさに『杏仁豆腐』の香りと同じでアマレットがふんだんに入っていた。
日本で「アーモンド」といえばナッティな芳ばしい風味を前面に出しそうな気がするが、こちらでは杏仁の香りを強く出すことが一般的なようだ。ガトー・バスクもそうだし。同じ食べ物でも、印象をとらえる場所が少し違うなぁ。

そして合わせたワインはもちろん地元のワイン。メルキュレィの赤にした。(確かそうだったはず。軽く忘れているが‥)
チャーミングな香りの可愛らしいワイン。確か、造り手が女性だということでワインも繊細な味がするんだと、お店の人が話をしていた。(←通訳してもらって)
いずれにしても、その土地で地元のワインを飲む、ということができて大変幸福なひと時であった。

ゆっくりとランチをとり(2時間半もかかった!)、次に向かうは農家製のシェーブルを作っている中山羊(なかやぎ)おじいさんのところ。
(つづく)

ワイン | 22:29:56| Trackback(0)| Comments(0)
ブルゴーニュへの道(3)
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メルキュレィ村の畑のブドウ

ボーヌの駅前は本当に田舎の小さな駅という風情。
ワインラバーにとってはあんなに有名な地名なのに・・・。

無事「初めまして」でSACHIKOさんに出会うことができて、早速ブルゴーニュの観光ツアーへ出発!←現地ガイドさんじゃないって。

車はまずボーヌからD290を南へと進む。
ボーヌの街を抜けるといきなり左右に広がるワイン畑。
それを見ただけで歓声をあげまくってしまった私。←おのぼりさん。
あまりに喜んでいる私を見てSACHIKOさんが気を利かせて、畑の真中で車を停めてくれた。
そこは『Volnay(ヴォルネイ)』村。
ブルゴーニュの中では超メジャーでも超マイナーでもないけれど、意外と意識の外にある村ではあるが、それでもその標識を見て大興奮。畑はすでに収穫が終わっていてぶどうの葉もそろそろ色づき始めている頃だった。
お約束の村名の標識を入れた記念撮影を終え、車は出発。

次にムルソー村を通ってもらった。
わたしの大好きな白ワイン『Meursault(ムルソー)』はここの村の畑で生まれるんだ~。なんてことは無い普通の田舎じゃないの!つくづく、ワインは農作物なんだなぁと思った。
遠い日本にいるとイメージばかりがどんどん大きくなり、怪物のようになっていたよ。そのギャップを面白く感じた。
こじんまりとしたムルソー村の遠くから臨むと見える先のとんがった教会の屋根がかわいらしい。
ムルソー村を横切り、次にN74に出た。
少し大きなこの道をさらに南下し、ピュルニー・モンラッシェ村、シャサーニュ・モンラッシェ村の右に見ながらコート・ド・ボーヌを過ぎてコート・ド・シャロネーズに向かう。

すると右側に河が流れていた。河には中型のクルーザーが次から次へと通っていたのだ。
ちょっと興味があったので「これは何?」と尋ねると、これは有名な(知らなかったが)ブルゴーニュ運河で、地中海に注ぐソーヌ河とセーヌ河に繋がっているヨンヌ河とを結ぶこの運河は昔から重要な水路として栄え、今ではレジャークルージングのメッカなんだということを教えてもらった。
ベルギーなどの近隣の国々からも自分のクルーザーを使って旅をするということらしい。
美食の地ブルゴーニュを、ゆったりと歩く速さで旅ができるのはなんとも贅沢なことだろう!!

運河を見ながら(次々に行くクルーザーを羨望のまなざしで見ながら)、私たちは『Mercurey(メリキュレィ)』村へと向かう。
コート・シャロネーズに入ったかな・・・という辺りから小高い丘を越えるような形になり、ブドウ畑も途切れてシャロレイ牛がのんびりと放牧されている風景を見ることになった。

丘を越えて下り始めてたら、またブドウ畑が広がってきた。
ここが『Mercurey』の村。ここもまたブルゴーニュ地方においてはマイナーなほうかなぁ、という村だがこうやって実体を持って存在することを知ると急に身近な存在に感じられる。←ゲンキンなわたし。
またまた畑の傍に車を停めてもらった。
ここも収穫は終わっていたがところどころに収穫しなかったブドウが残っていた。そういうブドウは食べてもいいらしく、「Mercureyのブドウだ~!生のピノ・ノワールだ~」と喜びいさんでむさぼった。
ピノ・ノワールは意外と小粒で皮が厚く、種が大きかった。思ったほど甘すぎず酸味が結構強いなぁという印象。

しばらく畑を堪能してから、SACHIKOさんお薦めのレストランに向かった。
(つづく)

ワイン | 22:01:19| Trackback(1)| Comments(4)
ブルゴーニュへの道(2)
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ニュサンジョルジュの駅

日曜日の朝7時半のパリ・リヨン駅。
パリには地方に出るための駅がいくつかあり、チューリッヒ(スイス)やニース(南仏)に向かうTGVはこのリヨン駅から出発している。
駅構内は天井が異様に高いし、日本のようにプラットフォームが地上高(地面と変らない高さ)で、古い映画で見たようなまさにヨーロッパの始発駅。
そこに近代的な姿をしたTGVがずらりと並んでいる様子は、異国情緒の雰囲気満々。
日曜日だからなのかビジネスマンの姿はほとんど無く、小さな旅行バックを持った人たちに混じって指定車両に乗り込むと、今から始る小旅行に心躍る気持ちに。

パリを出て間もなく、車窓からは朝霧に包まれた田園風景が広がる。
「フランスの新幹線」と言われるだけあり、車内の雰囲気、スピード感、振動などは何となく馴染みのあるものだった。
出発してから1時間ほどすぎたころから、景色の中に白い牛たちがゆっくりと草を食む姿が目立ち始めてきた。ブルゴーニュ地方に入ってきた合図。

TGVは1時間半後にディジョン駅に到着。
ここから目指すボーヌへはローカル線に乗り換えねばならない。
ローカル線の発車の時刻まで40分ほどあったので、駅を出てディジョン市内を散策。
日曜日の朝9時過ぎなので街はまだ眠った状態だ。
人があまり歩いていない市街をぐるりと一回りしてから、再びディジョン駅にもどった。改札口がないから途中下車はしたい放題なのが面白い。

ローカル線に乗り込むと用意してきた地図を開いて自分の位置を確認し、列車が動き出したら進行方向右側の窓から食い入るように景色を眺める。
ディジョンの街並みが終わると途端に見えてくる田園風景。良く見るとブドウ畑が一面に広がっている!!
「これがコートドールの丘か~」と徐々にボルテージが上がっていく。

列車はディジョンから一つ目の駅の「ニュイ・サン・ジョルジュ」に停車した。
ワイン名としてしか知らなかったあのニュイ・サン・ジョルジュは列車の止まる駅なんだ~~!!と意味も無く感動。
私の好きなワインひとつニュイ・サン・ジョルジュは街の名前だということは認識はしていたが、こうやって具体的にそして立体的に駅名になって、その駅に自分の乗車している列車が停まっているということだけで、妙な興奮がおこる。思わず駅を写真に収めてしまった。

そしてその次が目指すボーヌ駅。
降り立つとそこは本当に田舎の小さな駅だ。
ボーヌには8年前にパリから高速を使ってバスで訪れたことがあったが、こうやって電車を使って自分の足でやってくると『来た』という気持ちが強くなる。
一歩一歩踏みしめながらSACHIKOさんとの待ち合わせの駅の外へと向かった。
(つづく)

ワイン | 14:24:48| Trackback(1)| Comments(0)
ブルゴーニュへの道(1)
今回のフランス旅行は全行程は7日間だったが、帰りの便が取れなかったので私は1日延長せざるを得なかった。
しかし日曜日に重なってしまうため、パリ市内で行きたいと思っていたところは定休日になってしまうので、パリを脱出して近郊に日帰り旅行をすることを計画した。

日帰りで行ける地域で一番行ってみたかったのが、ブルゴーニュ地方。
2年前にワイン試験を受験するにあたり細かくこの地方の村の名前、位置、有名な畑の名前までしっかりと叩き込んだこともあり、親近感がおおいにあった。
「コートドールの丘は本当にこの時期は黄金色に輝くのだろうか?」
「国道を走ると覚えた村が順番に次々と現れるらしい。(←当たり前だけれど)」
「畑でブドウを食べたい!(←泥棒?)」
そういうもろもろの体験を無性にしたい~っ て思ったので、
ブルゴーニュ在住のSACHIKOさんにお願いをして案内をしてもらうことになった。

さて、ブルゴーニュに行くにはパリから列車に乗らなければならない。
言葉の通じる日本で何とか情報を集めようと、SNCF(フランスの国鉄)のホームページでパリ→ボーヌの列車の時刻表を検索してみた。
すると乗換案内のようなシステムで、駅名と希望する日にちや時間帯を打ち込むと一瞬にして列車の番号や時刻、料金が検索できた。
だいたいの目処がついたところで手帳に記して、パリでチケットを手配することに。(日本からもインターネットでチケットを買うことができるが、直前過ぎてできなかった)

パリ市内には国鉄の駅に行かなくてもいたるところにSNCFのサロン(みどりの窓口のようなもの)があり、そこでチケットを購入することができると友人からきいた。
幸い、宿泊先のホテル近くにこのサロンがあったので検索した列車番号と時刻などのメモをもって買いに行った。
お粗末な英語でもメモのお陰でなんとかパリ・リヨン駅⇔ボーヌ駅のチケットを取ることができた!!
どうってことない、当たり前のことなんだろうけれど、私にとってはかなり「ブラボー」なこと。
しかも初めてTGV(フランスの新幹線)に乗ることができる!

パリからボーヌまでは片道約2時間半。乗り継ぎがあるので3時間近くかかるらしい。
東京から名古屋経由四日市といったところか。

SACHIKOさんに訪問の確認の電話を入れ、小旅行に出かける日を待つのみ。
(つづく)

ワイン | 23:09:25| Trackback(0)| Comments(0)
軽い時空旅行?
10月3日から約1週間、パリへチーズの研修旅行に行ってきた。
この旅行は現地集合、現地解散の個人旅行に毛が生えたような旅行で、海外旅行初心者にはドキドキのツアー。
私は英語もフランス語も堪能ではないので、何度か海外旅行はしているもののちゃんと集合場所のパリのホテルにたどり着くか心配だった。

今回のツアー、事前に知り合いが何人か参加するという情報をキャッチし、同じ飛行機でいるお仲間を探してみたが、残念ながら私の利用したJAL便には仲間がいなかった。
同日、一時間違いのANA便を利用するという知人の存在を知り、パリのシャルル・ドゴール空港での待ち合わせをしようと約束をした。

朝、成田空港に2時間前に到着しチェックインと両替を済ませた後にその知人に空港内で出会った。飛行機に乗る前にコーヒーを飲み、時間になったのでそれぞれの飛行機に搭乗した。

それから12時間のフライト。
長いような、短いような、映画、ゲーム、読書、睡眠、食事・・・と色々としているうちにパリに到着。
パリは日本を出発した時と同じ、良く晴れた天気。12時間の移動でも日付がかわらない。

そしてフランス入国後、ANA便の到着ロビーへ。
成田で別れた知人がそこにすでに到着している。
十数時間前のことではあるが、さっき「じゃぁ、パリで」と言って別れて、瞬時に再会したような錯覚が起きる。
日付も時間もそれほど経っていない、時空を超えて異国の地に降り立っているような不思議な感覚を体験。



日常 | 21:39:56| Trackback(0)| Comments(0)
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