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ブルゴーニュへの道(5)
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小さな村のチーズ農家

案内をしてくださっているSACHIKOさんご夫婦はボーヌで和食店を営んでいらっしゃる。たまたま私が訪ねた日曜日が定休日ということで残念ながらお店のほうには行くことができなかった。
ボーヌの街には、毎週土曜日にマルシェ(朝市)が立つらしい。
そのマルシェには2軒のチーズ農家が自家製のチーズを販売に来るということで、SACHIKOさんは街の中のほうに陣取って売っているチーズ屋さんのシェーブルをいつも買っているそうだ。
そのチーズ屋さんを通称「中山羊(なかやぎ)おじいさん」と呼んでいるらしい。

今回、チーズマニアの私がブルゴーニュへ遊びに来るということで、中山羊おじいさんにチーズ工房見学のアポを取ってくださった!
そのおじいさんの住む村はブルゴーニュの中でもワイン産地からはほんのわずかだが外れた丘の上にある小さな『FANGEY(ホンジェィ)』という村だそうで、SACHIKOさんもその場所は特定できていないということだった。

ランチを終えたあと、助手席に座る私が地図を片手に『FANGEY村』までナビをすることを買って出た。地図を見ることは大好きだし、せっかくの訪問をしっかりと記憶に焼き付けておきたかったという理由もある。
しかしながら初めての土地とフランス語の地図は私の勘をかなり狂わせた。
距離感がイマイチつかめない。標識の出方も日本のものとは微妙に違うような感じだし、地図に書いてある道は太いのか細いのかまでは判別ができない。
そうとう迷わす結果になり、訪問予定時刻をかなりすぎてようやくたどり着いた。

『FANGEY村』は地図でみるよりも実際のほうがもっともっと鄙びた小さな村だった。集落には13軒くらいしか家が無いような、静かで人っ子一人歩いていない寒村。←失礼かしら?
こういうところでひっそりと山羊を飼って、細々とチーズを作って暮らしている家族がいるのかと思うと、本当に遠くに来たなぁと言う実感が湧く。
おじいさんとおばあさんは遅れてきた我々を心配してか、フロマジェリの小さな看板がある中山羊おじいさんの家の前に出てにこやかに迎えてくれた。

だいたいチーズ農家見学のときはまずチーズ工房を見学したり、家畜小屋を見学したりするが、このおじいさんは「オラの自慢の鶏たちを見てくれ」(←正確な日本語訳ではないが・・・)といって、数百羽はいるという放し飼いの鶏たちの放牧場(?)へと案内してくれた。すごい勢いで走り回る鶏たちを見て、きっと身が締まっておいしいのだろう・・・などと、善からぬことを考えてしまった。
鶏たちの放牧場の隣には七面鳥の放牧場もあるが、山羊は1頭も見当たらない。本当にこのおじいさんはチーズを作っているおじいさんなんだろうか??と密かに疑問を抱いてしまった。

おじいさんの本当の狙いは七面鳥の放牧場の先にある農機具小屋だった。
ここには雄山羊(種付け用)1匹と最近生まれたという仔山羊たちが入っていた。
「他の山羊たちは?」という質問に、今は村の外れの放牧場に放しているとのこと。
なるほど、この敷地内には今いないんだ、と納得。
(チーズと鶏の2本立てで生計を立てているとのことだった。)

次にチーズを作っている工房を見学。
6畳程度の小さな離れが工房になっていて、今朝型詰めしたというクロタンくらいのサイズのチーズが60個程型に入ったまま水切りの状態で並んでいた。
今は山羊のシーズンが終わりかけているので(お乳がそろそろ出なくなる)チーズの生産量が少なくなってきているが、最盛期(初夏から夏にかけて)は100個以上のチーズを毎日作るそうだ。しかも、チーズはおばあさん一人で作るらしい。おじいさんは家畜の世話と販売担当。
まさにフェルミエタイプのチーズ。自家製のミルクを殺菌しないでその日のうちに凝乳させる。シェーブルなので1日目は乳酸発酵でじっくりと固めるため、型に詰めるのは翌日になってからということだ。今日取れたお乳もゆっくりと固められていると見えてバケツ3杯の中に収まっていた。
(つづく)
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チーズ | 11:15:59| Trackback(0)| Comments(0)
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