FC2ブログ
笑顔
「あぁ、明日学校に行きたくないなぁ・・・・」
と、犬の散歩で二人して満開の桜の下を歩いている時にふと娘がつぶやいた。
5年生になってクラス替えで仲良しのお友達とも大好きだった先生とも別れてしまい、きっと不安でいっぱいの新学期を送っているのだろう。
「大丈夫。すぐ気の合う子がみつかるよ。」と慰めたが
「そうじゃなくって、明日体育で鉄棒をするの。」ということだ。

彼女はまだやっと鉄棒に跳びつくことができるようになった程度で、前まわりが怖くてできないらしい。4年生までの授業でも鉄棒の練習はあったがついに習得できずにここまで来ている。
「できないことが恥ずかしい」というより「怖い」という気持ちが勝っているから、放課後とか休日に練習するなんてことはありえなかった。
私もできないことは知っていたが、鉄棒くらいできなくて生きていける、と見て見ぬふりをしていたところもあった。

5年生になって「恥ずかしい」が「怖い」を上回ってきたらしく急にそんなことを言い出すので、散歩のついでに公園で練習しようか、と提案したのだが、
「やっぱ怖い、勇気が出ない、私って情けない・・・」と一人で悶々とし始めてしまった。
「胸の奥で嫌な気持ちが渦巻いているんじゃない?そんな嫌な気持ちで数日過ごすより、今日ちょっと頑張って何かきっかけを見つけたほうが良くない?」、と優しく説得したところ、
しばらくの間彼女のなりに葛藤があったようだが、
「やってみる」ということになった。

人気の少ない公園を選び(意外と鉄棒がある公園も少ないのだ)、まず鉄棒に跳びつく。
それから布団干しの形になって、くるっと回る・・・のだが、布団干しの形が怖くてできないらしい。
ずっと支えてやってようやくその体勢になったところで、抱えて回らせる。
「怖くない!」と嬉しそうに言うが、自分でやることはできないらしい。
いつもならここからモジモジしてしまって、全く前進できないのだが今日はいつもより勇気があった。
何度も果敢にチャレンジし、5分もしないうちに自分で布団干しの体勢から回ることができるようになった。

「やったぁ!!!」
その時の嬉しそうな顔ったら。輝いていた。
10分前までは不安と自己嫌悪のような暗い(顔に縦線がはしっているような)顔をしていたのに。
久しぶりにいい顔を見たなぁ。こっちまでHAPPYな気持ちになる。
なんだか子育てを実感した瞬間だった。
スポンサーサイト





子育て | 17:34:33| Trackback(0)| Comments(0)
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する